陸曹教育隊のマスタースケジュールに関する記事です。3分で読めます。
陸曹教育隊に入校を目指している方、家族向けです。
本記事では共通教育中隊を取扱っています。
他の課程及び教育隊によって特色がありますのでご了承願います。
第1~3週マスケ
1~3週のポイント
体力検定
各種素養試験
オリエンテーション
射撃検定
体力練成
まず最初に体力検定が実施されます。
体力検定は陸曹候補生基準で実施され、不合格になると原隊復帰というパターンが多いそうです。
教官助教も不正がないかを確認しながら実施するため、体力に不安がある方は必ず事前に強化しましょう。
次に素養試験が実施されます。
素養試験は事前に課題付与される場合もありますが、部隊によってはされない場合もあるそうです。
合否判定はありませんが、3曹昇任にあたって最低限の知識と指導力があるかを問われます。
あまりにも点数が低い場合成績に響くので要注意です。
第1週にオリエンテーションが実施されます。
係や斡旋物の販売ですが、特に係決めには要注意です。
当たり外れが大きいのに加えて成績に影響します。
陸教では何より時間管理が重要になります。
体育係、写真係、訓練係、厚生係、給養・・・係の数は多く、役割も多々あります。
ここでいうハズレの係は時間拘束が長く自分の時間を取りにくい係です。
陸教に行く前に既に修了している先輩から係と忙しさについて確認するのをおススメします。
可能であれば1期前がベスト。近ければ近いほど情報が新しいため有利になります。
学生長や副学生長といった役職は人物点で加算されますが、その分自分の時間が減ります。
学生長をこなしつつ教育隊長賞等成績主席を狙うのは結構大変です。
自分の能力とよく相談して事前にどうするか決めておきましょう。
射撃検定は生点です。
検定結果がそのまま成績に反映されるので射撃が苦手な方、本番に弱い方は事前に部隊で弾数を撃たせてもらう等の練習が必要になります。
陸曹教育隊では体力が資本。
課業中はもちろん、課業外も常に団体行動、駆け足での移動になります。
常に走るので自然に体力はつきますが、同期全員競争相手になるので周りに負けないように時間を見つけて走ることになるそうです。
第4~6週マスケ
4~6週のポイント
課目試験
春入校の場合はGWがある
徐々に訓練がきつくなる
課目試験も射撃検定同様生点です。
成績に直接反映される他、赤点を取ると外出禁止で追試を受ける等のペナルティも。
毎日体を酷使して眠いのはよくわかりますが、条件は皆一緒です。
少しでも良い未来を掴みとりたいのであれば、我慢して勉強してください。
4月入校の場合は間にGWを挟むことになります。
もちろん課題も付与されますが、教官曰く、GW中にどれだけ体力練成や課目の準備が出来るかで後半戦の結果が変わるとの事でした。
長い自衛隊生活です。一回くらいGW返上して将来のために頑張る時です!
4週目以降は戦闘訓練がはじまります。
新隊員教育隊同様、陸教でも徐々に負荷をあげていくのでケガをしないように課業前、中、後のストレッチが重要になるそうです。
もちろんケガしたら訓練にも参加できなくなるので、最悪原隊復帰なんてことも。
ケガをしても何も良い事はないので体調管理を万全に整えてください。