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【もし入院したら?】新隊員教育隊その20病気休暇
この記事は4分で読めます。 新隊員教育隊での出来事は陸自ナビクマの勤務経験に基づき、これから自衛官を目指す人に向けて一部脚色して書いています。 少々偏見も混ざっていますがご了承ください。 前回のお話はこちらから もし教育期間中に入院したら? ナビクマが新隊員教育隊で学んでいた時に、同期が1人入院しました。 最初は熱が出て風邪だろうということで、班長が付き添い自衛隊病院で診察を受けました。 診断も上気道炎(風邪)ということで、念のため3日間自衛隊病院に入院することになったそうです。 その後、症状が悪化し40度超えの熱が続き、解熱剤を投与しても一時的な効果しかなく精密検査をした結果、麻疹と診断されました。 当時地域で麻疹が流行しており、恐らく同期も外出時に貰ったのではないかと思われます。 結局その方は3週間近く入院することになりました。。。 自衛隊の病気休暇 休暇の種類 申請は本人以外でも可能 申請すると90日間の病気休暇を取る事が出来る 新隊員教育隊には訓練参加日数の下限有 大体の場合は考慮される 自衛隊には年次休暇、病気休暇、特別休暇があります。 年次休暇は1月勤務する毎に2日間有給休暇が付与されます。 年次休暇を30日以上持っていた場合、年度が変わると切り捨てとなります。 例 年次休暇40日所持→4月1日付けで30日となる。 しかしながら業務の都合もあり、年次休暇は中々利用し辛いのが現状です。 病気休暇は病気やケガ等で勤務する事が難しい状態にある場合に使用出来ます。 こちらは一回の申請で最大90日間まで休暇を取る事が出来、その間の給与は支給されます。(通勤手当等の手当は除く) 90日を超えて入院等で休む場合は休職扱いとなり、休職は1年間のみ傷病手当金として給与の80%が支給されます。 麻疹になった方は新隊員のため、年次休暇を持っておらず、病気休暇で休むことになりました。 特別休暇は夏季休暇、年末年始休暇等、自衛隊として休暇を認めている期間や、冠婚葬祭等に参加するための休暇、育児に関する休暇等、様々な分野で取得する事が出来る休暇です。 こちらも申請する事で取得する事ができます。 年次、病気、特別、代休もそうですが、本人以外でも申請する事が可能です。 例 突発的な病気で入院する事になった場合は、休暇の処置を部隊の係陸曹が代行することもあります。 今回の一番のポイントですが、新隊員教育隊や、陸曹教育隊、幹部候補生等の自衛隊の骨幹となる基本基礎教育の場合は訓練参加日数の下限があります。 具体的には期間中3割以上入院等で訓練に参加しない場合は、修了出来ません。 自衛官候補生の場合は同年中に、再度別の期で最初からやり直すことになります。 病気等の理由で難しい場合は合格取り消しとなり、次年度以降再度入隊試験を受験する必要があります。 今回麻疹で入院した方の場合3週間で退院出来たのでセーフでしたが、その後9日以上風邪等で訓練に参加できなかった場合はアウトでした。 新隊員教育隊の場合、ケガ等は考慮される事が多いです。 骨折、アキレス腱損傷、半月板損傷等のケガで訓練自体に参加できなくとも、見学という形で履修した事にして修了させるケースが多いです。 なのでもし期間中にケガ等で離脱せざるを得なくなったとしても、諦めないでくださいね。 ほとんどの方はあなたの味方です。 病気休暇の特別ルール 特別ルール 90日休んで30日勤務すればOK 何度でも繰り返せる 実際の利用例もあり 病気休暇には特別ルールがあります。 一度病気休暇を申請して90日間休んだとしても、30日間勤務すれば再度90日間の病気休暇を申請する事が出来ます。 例 うつ病発症 90日間の病気休暇申請 休暇後30日間勤務し、再度病気休暇を取得 実際に同様のケースでうつ病を寛解(継続的に軽減した状態)まで病気休暇と勤務を継続した実例もあります。 うつ病や不治の病になったとしても何とでもなります。 諦めないで周りに相談する事で道が開けますよ。 無理しないのが最優先 自衛隊はあくまで仕事の1つです。 自分の心と体を最優先してくださいね。 自衛隊は訓練が過酷だったり、普段の行動に制限が掛かることから、隊員の福利厚生においてはかなりしっかりしています。 無理して体を壊す必要は一切ありません。 ナビクマ自身も在職中訓練中の事故でケガした方、亡くなった方を多数見てきています。 あなたがいなくなったら悲しむ方がいることをどうか念頭において、日々の訓練に励んで頂ければと思います。