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この記事は自衛官に興味がある方、ご家族向けです。
自衛官の日常について紹介しています。
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【何日取れる?】自衛官の夏休み
自衛官の夏休み
特別休暇+代休+年次休暇
特別勤務は通常通り
有事の際はすぐ登庁
地域イベント
特別休暇は夏季休暇、年末年始休暇等、自衛隊として休暇を認めている期間や、冠婚葬祭等に参加するための休暇、育児に関する休暇等、様々な分野で取得する事が出来る休暇です。
夏季休暇は申請することで3日間休むことが出来ます。
3日+2日(土日)+代休or年次休暇(1月に2日計上される)
特別休暇と土日で最低5日、加えて貯まった代休を消化したり、年次休暇を使って休むことも出来るので、ほとんどの自衛官は1週間以上、多い人で2週間程度休む事になります。
特別勤務は警衛(1日交代の駐屯地の守衛任務)当直等です。
夏季休暇間も駐屯地には警衛要員と当直、そして何かあった際にすぐ対応できるように残留要員が残っています。
2週間の休みがあっても、途中で警衛や当直で出勤する事があるので、連続して休めるのは限られた人のみです。
上の方でひよこ教官も仰ってますが、天災や地震等が発生した場合は休暇間に関係なく登庁します。
基準は部隊や部署にもよりますが、方面管内で震度6弱以上の地震発生等です。
地震の他にも台風、山火事、地滑り等、都道府県知事による災害派遣要請で出された段階ですぐ出動となります。
因みに都道府県知事による要請の前に派遣準備を行うケースが多いです。
自衛隊独自の情報網により被害状況を確認。
陸上総体、方面司令部より派遣準備命令
各部隊に下達
部隊は派遣準備
都道府県知事による災害派遣要請は概ね部隊が派遣準備中にかかります。
災害派遣要請を受諾後、出動命令→出動となります。
当然休暇も全て取り消しとなるため、自衛官は休める時に出来るだけ休む方式になっています。
夏季休暇やGWの子供の日等に合わせて、地域によって自衛隊のイベントを開催することもあります。
自衛隊の車両や装備品を展示する催し物や、親子で自衛隊員と一緒にキャンプ体験等です。
自衛隊ならではのサバイバル術を学んだり、自衛官と触れ合ったりすることが出来ます。
とても人気なので機会があれば是非参加してみてくださいね。
都道府県のHPや駐屯地のHP等にイベントが掲載されている事があるのでチェック!
【何してる?】休暇間の行動予定
休暇間の行動予定
体力練成
休暇明けの準備
個人の充実
家族との時間
ナビクマも現役時代、長期休暇間中必ず何日かは駆け足で体を動かしてました。
1日休むと取り戻すのに何日もかかるため、定期的に負荷をかけ続ける必要がありました。
併せて8月は訓練最盛期です。
夏季休暇後に演習が予定されている事が多く、演習向けに買い物をしたり、勉強をすることもありました。
長期休暇間は旅行のチャンスです。
普段行けないような遠方に足を伸ばしたり、人によっては海外に旅行に行く方も。
今はコロナの影響で難しいですが、落ち着いてきたら海外に行く方も増えそうですね。
長期休暇を活用して新しい趣味に没頭したり、撮りためてた録画放送やDVDを見たりする方も。
婚活に参加する!と言っていた方もいらっしゃいました。
休暇前の事前教育
休暇前教育
ほとんどの部隊で休暇前教育を実施する
公務員の問題行動は叩かれやすい
隊員自主募集活動
自衛隊は巨大組織です。
問題を起こす方も一定数います。
特に休暇間、休暇直後にニュース沙汰になるケースが多いため、自衛隊側としても事前に教育を実施します。
それでも聞いてない、聞いてたけど起こす隊員も。
災害派遣等で国民の信頼を得ても悪い事をすれば一発で崩れてしまいます。
個人の問題でもありますが、良識ある行動を求められます。
休暇間は隊員自主募集期間でもあります。
自衛官に興味がある方を地方協力本部に紹介し、実際に入隊すると紹介した人数に応じて防衛記念賞等が貰えるシステムです。
通称人さらいと呼ばれています。。。
自衛官に興味がある方は是非チャレンジしてくださいね!