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入隊後に少しでも楽したい!
と悩んでいる人のために書きました。
僕自身親戚が自衛隊にいるからという理由だけで入隊してとっても苦労しました。。。
入隊する前にこんなサイトがあれば。。。当時の事を思い出しながら書いています。
防衛省HPや地本ではわからない生の声をお届けします。
入隊までに人生どう生きたいのかを考えよう!
・・・ん?いきなり重くない??
と思ったあなた、ホントに自衛官として生きていくにはとっても大事な事なんです。
僕自身何となく親戚がいるから・・・何も知らず入隊し、よくわからないまま職種が決まって、いきなり遠方に飛ばされて。
大変な思いをしてきました。
任期制隊員で2年で辞めます!と決めてるなら大丈夫だけど、定年まで自衛隊で食べてく!
そんな方は是非読んでみてください。
自衛隊に入って何をしたいか
自分の住んでいる地域が天災で断水し、困ってた時に自衛隊の給水車やお風呂に入って助かったんです。
同じように困ってる人たちの助けになる事をしたい!のであれば需品科一択です。
他の職種では装備品を持ってないのでやりたいと思っていても出来ないからです。
※東日本大震災のような国家存亡時を除く
身体を鍛えたい、オリンピックに出たい、戦車乗りたい、パイロット、大型トラック、看護師・・・
自分のやりたい事を叶えるのに一番近い職種はなんだろう。
やりたい事を考えながら職種選びすると◎
自衛隊でどんな風に生きたいかをノートに書く
陸自で一番部隊数が多い普通科を選ぶと北海道から沖縄まで数多くの駐屯地に配属できます。
ほとんどの駐屯地には普通科部隊があるので、仕事よりも住む場所や家族とのつながりが大事な方にはピッタリ!
逆に地方に1、2くらいしかない職種を選ぶと、実家の近くに配属先がなく帰省するのに毎回飛行機。
しかも帰れるのは年に1回なんてことも。
まずは自分がどんな風に人生生きていきたいかをノートに書いてみると良いですよ。
チェックリスト
- 自衛隊でやってみたいことは何か
- 実家から近い駐屯地が良いか(駐屯地内に希望職種の部隊が配属されているか)
- 将来全国転勤する時に選択肢が多い方が良いか
- 結婚相手(幹部曹の場合外国人と結婚すると一部業務に支障有り)
- 任期制で辞めるなら自衛隊を踏み台にしてその後の事を考える
陸自の場合前期教育中に職種が決まるのですが、一度決まったら変えるのはほぼ無理です。
部内幹部候補生、3尉候補者試験、3曹昇任時の職種変更は後ほど記事にまとめます。
後からこうすれば良かった!とならないように入隊前に生き方のビジョンを持つと楽ですよ。
入隊前に希望する職種を3つ決めておこう!
いざ入隊すると日々の訓練業務に追われ、あっという間に時間が過ぎます。
毎日筋肉痛になるまで訓練して、次の日の準備、食事、風呂、点呼・・・
入隊してから一ヵ月が過ぎると、少しずつ営内生活にも慣れ余裕でも出てきますが、同時にやることも増えてきます。
自習、清掃、取締り等の係、班長の靴磨き、日誌、洗濯、アイロン。
参考
課業後にやることはとても多い
自習・・・毎日1時間程度強制自習
清掃・・・営内(自分達の宿舎)を朝夜キレイに清掃
取締り等の係・・・訓練を円滑にするためにローテーションで回ってくる。区隊の指揮を取る人
班長の靴磨き・・・結構大事。日頃面倒見てくれる人なのでしっかりやると〇
日誌・・・直接指導してくれる班長と交換日記
洗濯・・・営内の洗濯機の数は限られてるので班員の分まとめて入れる事もよくあります
自分の靴磨き・・・毎日チェックされるので手抜き×
アイロン・・・基本的に戦闘服は毎日アイロンでプレス
そんな時に区隊長から希望の職種と配属先をどれにするか決めろと言われます。
班長達は職種選びがとても重要なのをよく知ってるので、親身になってアドバイスしてくれます。
でも決めるまでの時間もない、忙しいからゆっくり決める余裕もないのです。
なので入隊前に決めておくと楽できます。
因みに僕の場合は・・・よくわかってない&忙しくて何となくで決めてしまいました。。。
第1希望 需品科
第2希望 化学科
第3希望 輸送科
全部後方支援職種です。
班長からは「何のために自衛隊入ったんよw」と笑われましたw
入隊後に先輩たちの声を聞いて修正!
人生設計OK!
希望職種の選択OK!
ここまできたらもう大丈夫。
後は入隊後に先輩たちの話を沢山聞いてください。
ポイント
教育隊は職種、経歴の宝庫
管区内、全国から様々な職種の方が在籍
先輩たちの声を聞いてイメージを固める
中隊長以上(偉い人)に聞きたい時は機会を見つけて
教育隊では色々な職種、経歴を持つ班長がいます。
自分の班長だけでなく他の班長の話、時には別の区隊の班長の声も聞くのも〇
現場の声ほど参考になるものはありません。
戦闘職種(普通科、特科、機甲科)のメリット、デメリット
それ以外の職種のメリット、デメリット
今の職種を選んで良かったこと、大変だなって思うこと。
部隊配属後に困ったこと。
興味あるので背中押してください!なんてのもOK
自分にやっていけるかな。。。と悩んだ時こそ聞いてください。
繰り返しになりますが、班長達は職種選択=自衛隊人生を決めるということがよくわかってますので、親身になって教えてくれます。
班長達も新隊員の頃は絶対不安だったんです。右も左もわからなかったんですよ。
勿論時間があれば区隊長、区隊付に聞いても良いですし、しっかり礼節守れば運管、係幹部、係陸曹に質問しても〇
学生が真剣に聞くのであれば必ず対応してくれます。
中隊長やその上に聞きたいのであれば、全体講義の質疑応答で聞いたり、偉い人の講義の後は感想文を求められますので書いてみましょう。
まとめ
1.職種を考える前に人生設計
2.入隊後はとにかく忙しいので入隊前に希望3つ考えておく
3.入ってから先輩たちの声を聞いて修正
一度決まったら辞めるまで中々変更できません。
18歳で入隊すれば30年以上同じかも。
それぞれの職種にメリット、デメリットがあります。
やりがいは後からついてくるよって言う方もいますが、ホントはこんなことがしたかったのに。。。
と悩んでもどうしようもないので、事前に調べておくことをおススメします。
積極的に聞いて自分に合った自衛官ライフを選んでくださいね。